コロナ禍の女性のお財布事情。お金に困ったエピソードや気づき
![黒板に書かれたお札](https://andmore-magazine.com/wp-content/uploads/2020/11/3724983_m-e1606717911310.jpg)
新型コロナウイルス感染拡大による影響で、大きく変わった日々の生活。外出自粛やリモートワーク推奨とされる中で外食や旅行の機会は減り、おうち時間が増えました。
新しい日常は、女性のお財布事情にどんな影響を与えているのでしょうか。
コロナ禍でお金に困ったエピソード
コロナ禍で収入激減。家賃が払えなくなりそう……。
30歳 営業職 Aさんの場合
緊急事態宣言が発令されてすぐ、会社から自宅待機を命じられました。上司には「必要なときは連絡する」と言われましたが、音沙汰なし。その間、お給料は発生していないんです。仲の良かった同僚たちは退社してしまい残ったのは私だけ。まだ貯金が少しだけあってなんとか持ちこたえていますが、このままだと家賃が払えなくなりそうで怖い。今後の生活がどうなっていくのか心配で、肌荒れもすごいです。
自分がいくら使ったかわからない、魔のネットショッピング
23歳 歯科衛生士 Kさんの場合
おうち時間では、何の気なしにスマホでネットサーフィンしてしまいます。ネットショッピングでポチッとする回数も多くなり、クレジットカードの明細を見て寒気がしましたね。自分がいくら使ったかわからない、魔のネットショッピング……。外出せずワンクリックでお買物できて便利ですが、節制しないといけませんね。
テレワークのための機材を購入。コロナ金欠。
28歳 自営業 Iさんの場合
テレワークのために数十万かけて機材を揃えざるを得ない状況になりました。コロナ金欠のフリーランスです。友人は会社からテレワーク支援金なるものが支給されたそうでして。自分で選んだ道とはいえ、こんなときはサラリーマンが羨ましくて仕方がありません。
本当にあった派遣切り
25歳 派遣社員 Eさんの場合
派遣切りは本当にありました。「明後日から来なくていい」と言われ、あっけなく解雇されました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で会社の経営が悪化してたので、仕方ないんですけど。シュレッダーやコピーばかりしてる暇そうな社員さんより、派遣の私の方がよく働いてると思いますけどね。
200万円!結婚式のキャンセル料が発生
25歳 無職 Uさんの場合
今夏に結婚式を挙げる予定で昨年から準備を進めていました。でもこんなご時世だし、「結婚式場でクラスターが発生したら」なんて考えると辛くて、旦那さんや家族で相談した結果キャンセルするという決断に至ったんです。それを式場に伝えたら「延期ではなく中止にした場合はキャンセル料が発生する」と言われてしまいました。しかも150万円。私は寿代謝で無職ですし、貯金もほとんどありません。ノイローゼになりそう。弁護士さんに相談中です。
バイトの残業代が出ない。稼げない。
21歳 フリーター Tさんの場合
バイト先が残業させてくれなくなり、残業代がもらえなくなりました。月3~4万円ダウン。時給アップなんてもってのほか。ぜんぜん稼げません。でも希望する求人募集が見つからないので転職も難しくて悩ましいです。
コロナ禍でお金を何に使っているか
コスメ代を使わない分、食費が増えた
26歳 受付秘書 Nさんの場合
あまり外出しないし、外出していてもマスクをつけてるのでほとんどメイクをしなくなりました。ここ最近の定番といえば、化粧下地塗って眉毛整えるくらいかな。そんなわけでコスメ代がめっちゃ浮いてるんですが、その分を食費に使うようになりましたね。外食はしなくなった分、自炊もちょっといい食材やスパイスを使いがち。uber eatsや出前館といったデリバリーサービスにもめっちゃお世話になってます。毎日、晩酌してしまうのでお酒代も増えました。コロナ太りってやつですね。
光熱費や日用品代が増えた
23歳 保育士 Oさんの場合
在宅時間が増えた分、通信費、電気代などの光熱費が上がりました。この冬はエアコンあまり使わず節約しようかな。あとは、日用品代ですね。トイレットペーパーとか洗剤とか、とにかく減りが早くて、何度も買い足してます。
携帯料金が増えた
20歳 学生 Eさんの場合
家にいる時間は、なんとなくiPhoneを触ってしまいます。SNS、youtube、電子書籍(主に漫画)、配信サイトでドラマ鑑賞などなど、携帯使用時間がぐんと増え、データ使用量もアップ。スマホ代が増えました。携帯料金プランの見直しと、そろそろ家にWi-Fi環境を整えないと月々の支払いがヤバいです。
マスクやアルコール消毒液などの出費
22歳 イベントプランナー Kさんの場合
マスク、アルコール消毒液、ウェットティッシュ、除菌スプレーなどコロナ対策のための衛生用品の出費がかさみます。また、頻繁な手洗いとアルコール消毒で手荒れがすごいので、ハンドクリームや保湿パックなどハンドケアグッズもたくさん買いました。
健康意識が強くなった
30歳 事務職 Eさんの場合
巣ごもりで自分と向き合う時間が多いので、健康意識が強くなりました。これまで自由気ままな食生活でしたが、毎日のカロリーコントロールをはじめたりして。ダイエットサプリやトクホのお茶、ブルーベリージュースなど、健康食品にお金を使ってます。今後、挑戦してみたいのはオーガニック食材!
本を読むようにしている
27歳 会計士 Oさんの場合
ステイホーム中は自分磨きの時間だと思って、たくさん本を読むようにしています。これまで積読になっていたものが片付いたので、新しい本をamazonで大人買いしました。
コロナ禍でのお金に関する気づき
仕事がなくなっても数ヶ月は生活していけるお金がいる
23歳 管理栄養士 Uさんの場合
コロナ騒ぎで痛感していることは、仕事がなくなっても数ヶ月は生活していけるお金がいるってことです。その日暮らししてちゃいかんな、と。お金持ちの彼氏がいるわけでもないし、自分でがんばるしかない。恥ずかしながら、両親に頼らせてもらってます。いつまでもあると思うな親と金。貯金の重要性を知りました。
固定費は節約できるところ多し
28歳 介護福祉師 Mさんの場合
スマホから登録して、全然使っていないサービスに月額会費を払い続けていたことに気が付きました。それを解約してから、「削減できる固定費はまだまだあるぞ」と気がついて。現在、携帯のキャリアとネットのプロバイダも見直し中。引越ししたら家賃も抑えられるなとか思いつつ、このご時世では少し難しいかな。いろいろ節約できることってありますね。
ランチはコンビニからお弁当に
22歳 トリマー Sさんの場合
生活費の中で、食費が一番削れるなと思いました。いつもランチは基本的にコンビニで買って食べてたけど、これからはお弁当を作って節約するようにします。その方が身体にも良さそうですし。スーパーも特売などを狙って賢く買物したいです。
キャッシュレス決済でポイント還元や値引き
32歳 食育アドバイザー Kさんの場合
これまで手を出さなかったキャッシュレス決済をはじめてみました。ポイント還元や値引きキャンペーン時に積極的にキャッシュレス決済を使用して買物するようにしてます。銀行へ行く手間が省けたり、利用明細がネットで確認できるのもうれしいです。ちなみにデータは家計簿アプリと紐付けて管理してます。
副業を始めることにした
26歳 事務職 Tさんの場合
会社から副業が解禁されたので、最初はアンケートサイトにモニター登録してみたのですが、残念ながらまったく稼げませんでした。現在はクラウドソーシング系のサイトに登録して、webライターとして在宅ワークしてます。単価が低く、月に数本の記事を書いて数万円の副収入ではありますが、本収入が減った分くらいはなんとか補填中。コロナ問題が収束しても、副業は続けるつもりです。
スマートフォンの家計簿アプリをダウンロード
26歳 美容部員 Tさんの場合
これまでぜんぜん収支を把握していなかったのですが、コロナきっかけで節約のために家計簿をつけたいと思い、スマートフォンの家計簿アプリをダウンロードしました。レシートを写真撮影するだけでアプリに反映されたり(ネットショップの納品書や手書きの領収書を読み取れちゃいます!)、クレジットカードや銀行口座とも連携できて、ズボラな私でも簡単に収支を管理できるのがうれしいし楽しいです。
自己投資に興味が沸いた
30歳 エステティシャン Uさんの場合
アラサーで彼氏なし。好きなバンドを追いかけて、コンサートツアーのたびに遠征し、推しのCDやグッズ購入などにお金を使いまくってきました。コロナに直面して、世の中何が起きるかわからないなぁと。なんとかなる精神で将来のことを真剣に考えてこなかったことを反省してます。今は外貨預金や資産運用などの自己投資に興味が沸いてます。最近はオンラインで勉強できる機会も増えているので、在宅時間が多い今のうちにしっかり勉強したいです。
まとめ
朝が来ない夜はない、必ず夜明けはやってくる……なんていっても、新型コロナウイルス感染症との戦いはしばらく続きそうです。
もしも休業や失業となり、収入が減少した場合は、各省庁や地方自治体の補助金・助成金などの各種支援制度を利用するのもひとつ。
節約や工夫を行いつつ、アフターコロナに向けて少しずつ蓄えを増やしながら、危機を乗り越えていきましょう。