あなたは大丈夫?一人暮らし女性が気をつけている防犯対策
インテリアを自分好みにしたり、手料理に磨きをかけたり、自由時間好きなことをして過ごしたりと一人暮らしには魅力がたくさんですが、泥棒や不審者に目をつけられると、そんな楽しい一人暮らしも楽しくなくなってしまいます。一人暮らし女性の「防犯対策」はしっかりしておきましょう。
女性の一人暮らしは不審者に狙われやすいので、他人事だとは思わずに自分の身は自分で守りましょう。この記事では「物件契約前に確認できる防犯対策ポイント」と「生活する上での防犯対策」についてお話ししたいと思います。
目次
- 女性が気をつけたい防犯対策
- 大げさぐらいで十分!女性の防犯対策は万全に
・物件契約前に確認できるチェックポイント
・生活する上での防犯対策ポイント
女性が気をつけたい防犯対策
物件契約前に確認できるチェックポイント
低層階の物件はなるべく避けて
ベランダから簡単に侵入される物件やベランダから簡単に覗ける文献は一人暮らし女性は避けた方がいいでしょう。泥棒の他に、女性を襲う事を目的とした侵入、下着泥棒、盗撮の恐れがあります。
すでに低層階に住んでいるという女性は、できる対策をしましょう。
・下着や女性の一人暮らしとわかる洗濯ものは室内に干す
・窓の鍵は必ず施錠し、出来れば予備の鍵もつける
・透けない素材、遮光カーテンをつける
・ベランダに人感センサーライトをつける
などがあります。
侵入されやすい経路がないか
1階はベランダから侵入されやすいから、2階以上にしておけば安心!という訳ではありません。
塀をつたって簡単に侵入できたり、室外機や配管、自転車置き場の屋根など、契約を考えている物件が侵入されやすい構造になっていないか確認しましょう。人気の角部屋も隣のビルのらせん階段、電柱などの足場がないかチェックです。
ベランダや窓が死角になっていないか
ベランダは侵入経路で最も多い場所です。マンションの外から自分の部屋を見てみて、万が一侵入者がいた場合、人目につくか確認してみましょう。公園や道路から丸見えの物件だと狙われにくく安心です。また侵入者以外にも隣の住民に盗撮・侵入されたというケースもあるので、簡単に隣のベランダから侵入されないか、隙間があきすぎていないかなどチェックしましょう。
防犯性の高い鍵か
ウェーブキーやディンプルキーと呼ばれるカギは特殊加工がされているため、ピッキングが難しく防犯性の高い鍵となっています。入居時の鍵代が少し高くなってしまいますが、ディスクシリンダーやピンシリンダーといった簡単な鍵の物件は避けた方がいいでしょう。
郵便受けに鍵があるか
最近のマンションではダイヤル錠など鍵付きのポストが主流ですが、古いアパートやハイツだった場合、鍵がないポストの場合もあります。ストーカー被害に狙われやすく、郵便物を盗まれる可能性があります。鍵のないポストだった場合、自分で鍵を取り付けられるか確認しておきましょう。
周辺環境もチェックする
見落としがちなのが、周辺の治安や人通り、周囲の目です。
静かな環境でも、あまりに人通りがなく何かあったときの人目がない場合、防犯面では少し不安です。
また、内覧の時は昼間に車で向かう事が多いため、夜の雰囲気は見落としがち。昼には開いていなかった居酒屋やスナックが騒がしかったり、昼間はにぎやかだった場所も夜は閑散としていたりと、がらっと雰囲気が変わる場所があります。いつもの最寄り駅からのルートや、深夜に逃げ込める交番やコンビニの有無も事前にチェックしましょう。
マンションの出入りが人目につくか
管理人がいないところや、人の出入りが目立たないエントランスなどは狙われやすいポイントです。景観のための植木も死角になり見通しが悪くなっている場合もあります。エントランスや駐輪場に防犯カメラがあるかもチェックするといいでしょう。また細い路地を通らないといけない物件も注意が必要です。
公園が目の前にないか
公園が目の前にある物件はベランダや窓からの景色に障害物がなく景観がいいのでおすすめですが、不特定多数の人物が出入りできる点、長居している人がいても不審に思われにくいというデメリットがあります。休憩を装って公園から侵入できそうな家を狙っていたり、帰宅する女性を待ち伏せしている可能性もあります。
エレベーター
外から中の様子が見える窓付きのエレベーターや、防犯カメラ付きのエレベーターかどうかチェックしましょう。
TVモニタつきインターホンがあるか
知らない人からのチャイムは一人暮らしにとって少し怖い存在。TVモニタつきインターホンは、部屋についているモニターから来訪者の顔を確認することができます。怪しいと思ったらインターホンに出ずに無視すればOK。インターホンに出てもオートロックを解除しなければ入ることはできません。また、録画機能付きのインターホンであれば、不在時の来訪者を帰宅時に確認することができます。
宅配ボックスがあるか
宅配業者とも顔を合わせたくないという方は宅配ボックス付きの物件を選ぶといいでしょう。ドアを開けて直接荷物を受け取らなくていいので安心です。仕事で帰宅が夜になるという方も、宅配ボックスがあれば不在時に荷物を入れておいてくれるので再配達届けを依頼せずにすみます。
玄関先にマーキングのあとがないか
表札やインターホン、電気メーターなどに記号のような印がついていたら、泥棒や悪質な訪問販売員が住んでいる住民の特徴や家にいる時間帯などをマークしている証拠。
そういう訪問者に目をつけられている物件という事なので、避けた方がいいかもしれません。
駅や繁華街から近すぎないか
人通りが多い物件は安心ですが、人目がありすぎると不審者を特定しにくく危ない場合もあります。駅から近すぎると不審者や騒がしい人が多かったりするので、徒歩5分から10分ほど離れた場所がいいかもしれません。
生活する上での防犯対策ポイント
来訪者は必ずインターホンで確認
来訪者が合った時、誰が来たか確認せずにドアを開けることのないようにしましょう。作業着を着て「水質調査です。」と言われたので、オートロックを解除したら実は悪質なセールスだったというケースもあります。TVモニタつきインターホンのある物件がおすすめですが、インターホンでもドア越しでもまずは要件を聞き、必要がないと感じたらドアを開けずに断ることができます。
ドアを開けるときはロックをしたまま
ドアを開ける場合でも、玄関のU字・チェーンロックはしたまま対応しましょう。大きな荷物でドアを開けないといけない事もあるかと思いますが、サインだけロックをしたまま対応して荷物は外に置いてもらう事もできます。
帰宅時の押し入りに気を付ける
あとをつけられていて、部屋に入るタイミングで無理やり押し入られ、金品を奪われたり性犯罪の被害にあってしまう事があります。あとをつけられていないか、見知らぬ人とエレベーターに乗っていないか、玄関前についた後も周辺に不審者がいないかなど確認しましょう。
また、ドアを開けて部屋に入ったらそのまま手を放さずすぐに鍵を閉めましょう。
エレベーターは一人で乗る
男性と二人きりで乗ることは避けましょう。誰かと一緒になりそうであればゆっくり歩いてタイミングをずらしたり、ポストや宅配ボックスをチェックしてエレベーターは先に行ってもらうなど工夫しましょう。
出来るだけ違う時間帯、ルートで帰宅する
毎日同じ時間に決まったルートで帰宅すると家を特定されたり、ストーカーに狙われてしまう可能性があります。空いている時間を狙った空き巣の場合もありますが、例えばバイトを固定の曜日にしていた場合、それを把握されると遅い時間の帰宅時に待ち伏せされてしまう可能性もあります。
ながら歩きをせずに周囲に注意を払いながら歩く
「歩きスマホをしている」「イヤホンをしている」「歩くのが遅い」「酔っている」女性は格好の餌食。後ろから急に抱きつかれたり、玄関前までつけられているのに気づかず押し入られたりする可能性があります。スキのない印象を与えるためにも帰宅はスピーディに歩きましょう。
また路上に停まっている車にも注意してください。横を通り過ぎる際に車内の引き込まれたり、変質者に声を掛けられることがあります。ながら歩きは注意力がないためひったくりや事故にも気をつけてください。
帰宅時不審な人物がいないか確認する
もしも帰宅時につけられていると感じた場合は、そのまま自宅には入らず近くのコンビニやスーパーに逃げ込んで助けを求めましょう。友達や彼氏、親が近くにいる場合には迎えに来てもらったり、タクシーで一時避難するなどするといいでしょう。近くに逃げ込める交番やコンビニの場所を把握しておきましょう。
表札にフルネームを書かない
最近の一人暮らし用物件ではポストや玄関の表札に名前を書くことはないとは思いますが、もし書かないといけない場合には苗字だけ、又は男性の名前を書くようにするといいでしょう。
カーテンは透けない物を選ぶ
レースカーテンはミラータイプのものを選び、夜に家の光で部屋の中が透けてしまわないようにしましょう。昼間は日の光は入りつつ、視線は防ぐことができるので、女性の一人暮らしには必須です。また、色や柄は一目で女性と分からないものが無難です。
下着類は部屋に干す
干している洗濯物で、住人の性別がばれてしまうので下着類は室内や浴室で干すといいでしょう。外に干す場合も、隣のベランダから届かない位置に干したり、男性物と一緒に干すなど対策しましょう。
公共料金の支払いは引き落としやクレジット払いにする
水道代や電気代など、コンビニ払いができるものがありますが同じコンビニで支払いをしていると近くで一人暮らしをしていることがばれてしまいます。簡単にクレジットカードの支払いに切り替えることができますし、ポイントもたまり一石二鳥。どうしてもコンビニ払いにしないといけない場合は、街に出かけるついでに払ったり、職場近くで払ったりと不特定のコンビニで支払いをするといいかもしれません。
家に帰ってすぐに電気をつけない
もしも不審者にあとをつけられていてマンションの下で見張られていた場合、帰宅してすぐに電気をつけてしまうと外から部屋の位置を特定されてしまいます。不在時に家に侵入されていたり、郵便ポストにいたずらされる可能性があります。
ゴミの捨て方に注意する
個人情報が載った部分はそのまま捨てずに、シュレッダーや個人情報保護スタンプなどを使って情報を消してから捨てましょう。古くなった下着類も細かく切ってから捨てましょう。最近は透明のゴミ袋でないと持っていってくれないので、切った下着は紙袋や色付きの袋に入れてから、透明のゴミ袋に入れるといいでしょう。
生理用品や女性とわかるアイテムもできれば見えにくくしてから捨てたいところ。ゴミをあさられる可能もあるので、できれば収集時間の少し前にごみを出すといいでしょう。
露出の多い服や歩きづらい靴に気をつける
ミニスカートや肩だしのトップス、ヒールの高い靴の女性は不審者に狙われる可能性が高くなります。一人で帰宅することがわかっているなら、歩きやすい靴やロングカーディガンなどを用意しておくといいでしょう
むやみに鍵をあずけない
鍵を簡単にあずけることは不正侵入の可能性があがります。いつの間にかスペアキーをつくられていたり、物の被害はなかったけど、盗聴器・盗撮カメラが仕掛けられているという事もあり得ます。もし別れた彼氏に鍵を渡したまま、もしくは貸したことがあるという場合は、念のため鍵を交換しておくと安心です。
ポストの郵便物はためすぎない
チラシや郵便物などはためすぎないようにこまめにチェックしましょう。ポストがパンパンだと長期不在だと思われ、空き巣に狙われる可能性があります。
自宅が特定できるような写真をSNSにあげない
場所がわかる近所のカフェや建物が写りこんだ空の写真、通学に使っている電車や通勤路の写真など、些細なことでも住んでいる場所が特定されてしまう可能性があります。リアルタイムに投稿できるSNSサービスがあるため、今自分がいる場所を投稿した結果、投稿場所からあとをつけられ自宅を特定されたという怖いケースもあります。
大げさぐらいで十分!女性の防犯対策は万全に
治安やセキュリティを考慮した物件を選び、常に防犯を意識した生活をしていれば、犯罪被害にある可能性は格段に低くなります。何かあってからでは遅いので、防犯対策はしっかりと行いましょう。