一人暮らしを始める理由は?一人暮らしのメリット・デメリット

一人暮らしのメリットデメリット

誰にも干渉されない時間や、自分好みのお洒落なインテリアは一人暮らしの特権。誰しもが一度は憧れるのではないでしょうか?
高校を卒業して大学や専門学校に進むと、周りに一人暮らしを始める友達も増えてきます。実際に一人暮らしをはじめたきっかけは「進学・通学」が最も多く、次に「就職・転勤」のタイミングで一人暮らしを始める人が多いようです。

地方に住んでいる人は、一人暮らしをしたくなくても上京のタイミングでやむなく始める人もいると思いますが、関西や関東住みなど、とくに一人暮らしを始めるきっかけがなければ、実家に長くお世話になっているという人も多いですね。

学校や職場も通える範囲にもかかわらず、一人暮らしを始めた女性の中にはどのような理由があるのかまとめてみました。

・親に干渉されずひとりになりたかった
・親からの「結婚しろ」というプレッシャーから逃げたかった
・家族と仲が悪く早く家を出たかった
・門限が早く自由な時間がなかった
・実家が田舎で終電が早いから
・少し田舎で終電が早いから
・料理や家事など全て親まかせだったので自立してみたかった
・いい歳をして実家暮らしが恥ずかしくなったから
・彼氏ともっと長く一緒にいたかったから
・地元を離れたかったから
・一人暮らしの経験のある友達と比べて家事スキルが低いと感じたから

などなど様々な理由があるようです。特に女性は男性に比べて「自立したい」という気持ちが強く、それをきっかけに一人暮らしを始めるという方が多いようです。

目次

  • 実家を出ない理由は?
  • 一人暮らしをはじめるデメリット
  • 実家を出て一人暮らしをはじめるメリット

実家を出ない理由は?

実家暮らしの理由

逆に実家を出ない人はどんな理由で出ないのか、様々な考えをまとめてみました。

生活費を節約して貯金したい

実家を出ない理由として最も多くあがる理由がこの「貯金したい」ではないでしょうか。家賃だけで考えてみても毎月4~7万円ほどが出費として出ていきますし、電気代・ガス代・水道代などの光熱費や食費などいままで実家では発生しなかったお金がかかります。
筆者も今一人暮らしの身ですが、毎月の家賃額で買えるものがたくさんあるなぁと悲しくなる時があります。

年間50~100万円ほど貯金できる額が変わるとなると、実家を出て一人暮らしを始めるのに躊躇してしまう気持ちもわかります。

一人暮らしが寂しいから

寂しい一人暮らし

家族仲もよく実家の居心地がとてもいい場合、一人暮らしで寂しさを感じる人は多いようです。家に帰ったときや朝起きた時、挨拶をする相手がいないので会話をする機会が減ります。まれに地元で一人暮らしを始める方もいますが、だいたい都心に出たり職場近くで一人暮らしをする方の方が多いため、地元の友達と気軽に会えなくなるという理由で一人暮らしをしない人もいるようです。

職場が近いから

通勤に時間がかかったり電車の乗り換えが多かったりする場合一人暮らしを考える人は多いようですが、職場が近いとなると一人暮らしにメリットを感じないですよね。
稀な例だと思いますが、実家が職場から近いにもかかわらず一人暮らしを始め、結局実家に帰る機会の方が多く、夕飯は実家で食べて寝るために一人暮らしの家に帰るという生活を送っている友達がいました。

親に一人暮らしをとめられる

結構な割合で多いのが、親に実家にいてほしいと言われている場合です。実家を出ない理由にも書きましたが、一人暮らしをはじめると寂しくなるのは必須です。それは親も同じで、学校や職場も近く実家を出る理由が特にない場合、親心としては家を出ていかずに一緒にいて欲しいという考えなのでしょう。特に、今の20~30代女性の親世代は、結婚が決まるまでは一人暮らしはしなくていいという考えが多いかもしれません。

この他にも「親の病気」「自分の病気」「親の仕事を引き継ぐため」などの理由もあるようです\

一人暮らしをはじめるデメリット

一人暮らしのデメリット

実家を出て一人暮らしをはじめると、「お金がかかる・貯金ができない」という理由のほかにもデメリットはあるのでしょうか。一人暮らしをはじめた後に困らないようにしっかり知っておきましょう。

家事などすべて自分でしなければならない

掃除や食事の準備、洗い物、洗濯、買い出し、家賃や光熱費の支払いなど、今まで実家だよりにしていたことを全部自分で管理する必要があります。料理を作ることが好きでも、スーパーの買い出しや予算内に収めた献立、そのあとのお皿洗いなど、全て自分でしなければなりません。また意外に面倒なことが曜日が決められたゴミ出しです。24時間ゴミ出しOKなマンションもありますが、ほとんどの地域は地区で決められた曜日と時間を守ってゴミを出すよう決められています。
生ごみの処理やプラスチックの分別など、今まで気にしていなかった事は自分で調べて対応する必要があります。

風邪を引いた時つらい

実家に暮らしていた時は、体調が悪ければご飯を用意してもらったり薬を用意してもらったりと、看病してくれる人がいましたが、一人暮らしだとそうはいきません。
事前に体温計や風邪でも食べられるような食材をストックとして用意しておいたり、近くの病院をチェックしておく必要があります。

生活習慣が乱れやすい

夜更かしや夜遊び、お昼寝など自分の好きな時に好きなことができるのは一人暮らしのメリットですが、自炊が面倒になってしまったり、夜更かしをしすぎて昼夜が逆転してしまう場合があります。
一度生活スタイルが乱れると、掃除・洗濯・自炊などがおろそかになってしまうので、好きな時間を楽しむ一方、しっかりと区切りをつけて生活しましょう。

外食が増える

終電が遅くまである駅や近所に飲み屋さんやご飯屋さんが多い場所で一人暮らしを始めた場合、自炊の機会が減り外食が増えてしまう事があります。
歓迎会や送別会、忘年会が多い時期は外食費が増えてしまうのは仕方がないですが、毎月の外食費屋交際費をある程度決めて、大幅にオーバーしてしまわないようにしましょう。

郵便物を受け取ってくれる人がいない

誰かしら家にいた実家に比べて、通販などで買った郵便物の受け取りに融通がきかなくなります。よくネットショッピングやフリマアプリなどを利用する方は、宅配BOXつきの家を選ぶか、コンビニ受け取りを利用するとストレスがないかもしれません。

騒音問題に気をつけないといけない

一戸建てやファミリー層のマンションに住んでいたという人は、騒音問題が気になるかもしれません。
一人暮らし用のマンションなどは隣や近隣の音が伝わりやすく、生活音が気になってしまう場合があるかもしれません。また、自分も周りの人の迷惑にならないように生活するよう気をつけるべきです。実家暮らしでは気兼ねなく聞いていた音楽やテレビ、楽器の演奏、友達との会話や電話、足音やドアの開閉、大声でお風呂で歌うなどは一人暮らし用のマンションでは注意が必要です。

この他にも「害虫駆除を自分でしないといけない」「ひとりでいる自由に慣れて結婚願望が薄れた」「部屋が汚くなる」「話し相手がいない」「朝寝坊する」などがあるようです。

実家を出て一人暮らしをはじめるメリット

一人暮らしのメリット

一人暮らしをはじめるデメリットを先にまとめてみましたが、もちろんメリットもたくさんあります。

時間を自由に使える

「どこに行くの?」「晩ごはんは?」「何時に帰る?」「こんな遅くまでどこに行ってたの?」「いつまで寝てるの!」「お風呂掃除してきて」「晩ごはんの準備手伝って」など、親の干渉や言動を煩わしいと思った経験はないでしょうか?一人暮らしを始めたら誰にも文句を言われることはありません。自分のタイミングで掃除や洗濯などの家事時間を決めることができますし、休みの日に一日中ゴロゴロ過ごすこともできます。終電帰りや朝帰りで飲んで酔っぱらって帰っても文句を言われません。

気を使わなくていい

朝の洗面所や出勤・通学前のトイレ、夜のお風呂など、家族と一緒に住んでいるとやりたいときにやりたいことができないですよね。一人暮らしをすれば洗面所を独占できますし、長風呂をしても怒られず、トイレの順番待ちをすることもありません。

生活力が付いた

家賃の支払いや毎日の食事、掃除洗濯等、今まで実家に頼っていたことを自分でするので、生活力は確実に身につきます。実家にいたころは「正直、洗濯機の使い方やトイレ掃除の仕方が分からなかった。」なんて方も少なくないはず。最初はうまくいかなくても、効率のいい家事の方法や使いやすい家事グッズをみつけたりなど、今までしなかった経験が出来るので楽しいですよ。安いスーパーのチェックや特売日の把握、生活用品や食材の相場など、経済感覚も身につくことができます。

親のありがたみに気づく

実家にいたころは普通に用意されていたご飯やお風呂、当たり前に帰っていた灯りのつく家、トイレットペーパーやシャンプーの替えなど、全て自分で対応することになります。光熱費を支払い忘れれば水や電気は止まりますし、生活用品のストックも自分で用意しなければなりません。そんな時、今まで当たり前に過ごせていた日々を思い出して親のありがたみを実感することができるようです。

料理をするようになった

料理の腕を上げる

自分が食べたい時にものを作って食べることができます。実家にいると作ってくれるのはありがたいのですが、気分じゃない献立の日もありますよね。凝ったものでなくても食費をやりくりして、安くて美味しいものをつくれた時の満足感はひとしお。馴れてくると旬の食材や食材の相場もわかるようになります。
レシピを見て食材を買うのではなく、特売の日に買った食材や冷蔵庫にあるあまった食材で、ご飯をつくれるようになったら一人前です。

支出管理をするようになった

家賃や光熱費、携帯機器やネット代、食費、交際費、生活費など管理しなければあっという間にお金はなくなります。貯金用の口座を分けたり、使う予算をそれぞれ封筒に分けて管理したり、家計簿をつけて支出管理したりとみんなさまざまな工夫で一人暮らし費用をまかなっています。
どんなことに毎月お金が掛かるか分かるので、家計簿をつけるのはおすすめです。

部屋を好みのインテリアにできる

お店で可愛いと思って買ったインテリアアイテムも、実際実家の部屋に置くとあんまり可愛くないなんて経験はありませんか?一人暮らしでは統一感のあるインテリアでまとめることができるので、自分好みの空間で住むことができます。

友達や恋人を呼びやすい

子供のころは気軽に実家に呼んでいた友達も、大人になると呼びずらくなってきます。一人暮らしだと家族の目を気にせず友達や恋人と家で過ごすことができます。特に恋人は実家に気軽に呼べないですよね。お泊りも自由にできますし、おうちデートを楽しむことができます。

結婚に有利

経済管理

一人暮らし経験のある人は経済的に自立している、お金の管理が出来ている、家事などある程度生活力が身についているといった理由から結婚がスムーズにいく場合が多いです。確かに結婚相手に選ぶなら、どんなことにお金が使われていたか分かっている人や、掃除や家事を効率よくこなせる人のほうがいいかもしれませんね。

駅や路線、住んでいる地域に詳しくなる

物件選びの時にその駅や街の事をよく調べると思いますし、住みはじめてからもスーパーやご飯やさんなど開拓する事でしょう。今までいた街では出来なかった経験もたくさんあるかもしれません。今まで使っていなかった路線を使う事で、知らなかった乗換方法も知ることができるかも。近所のカフェや飲み屋などで、新しい友達や恋人もできるかもしれませんね。

この他にも「通学・通勤に時間をとられない」「家族がアレルギーだったので猫を飼えるようになった」「終電が遅くまである」「趣味を隠さず楽しめる」「都心部に住んだのでフットワークが軽くなった」といったメリットもあるようです。

憧れの一人暮らしですが、メリットとデメリット両方をしっかりと踏まえたうえでプランをたてましょう。特にお金はとても大事。月々のお金も必要ですが、一人暮らしを始める際に初期費用などまとまったお金がかかります。特に女性はオートロックやモニター付きインターホン、階数など防犯面を考えた物件や治安のいい地域選びがいいかと思うので予算も上がります。

次の記事では、一人暮らしにかかる初期費用や月々どれくらいのお金がかかるかまとめたいと思うので、良ければご覧ください。

Written by :
2020.11.28

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