あなたのお部屋事情は?掃除をするメリットや部屋をきれいに保つコツ
コロナ禍におけるおうち時間、快適に過ごせていますか?「今がチャンス」と普段できない掃除に精を出す人がいる一方で、「誰かが家に来るわけでもないし」と掃除が疎かになってしまい、いつの間にか部屋がぐちゃぐちゃ……なんて方も少なくないようです。
ここでは、皆さんの部屋事情、掃除するメリットや部屋をきれいに保つコツについてご紹介いたします。
女性に聞くコロナ禍の部屋事情
アンドモアは、女性の方へ「女性に聞くコロナ禍のお部屋事情」を独自アンケート調査。その中から、いくつかのエピソードをご紹介いたします。
【キレイ】暇なのでとりあえず掃除
24歳 会社員 Mさんの場合
コロナウイルス感染拡大の影響でリモートワークになって、自分時間が増えて暇なので、とりあえず掃除をしようと思い立ったんです。床、壁、水回り、窓、ベランダ、エアコン、換気扇……やり出したら止まらなくなって、ネットで掃除グッズ買いまくって部屋中をピカピカにしました。これまでは年末の大掃除くらいしか大がかりな掃除をすることはなかったんですけど、生活空間が清潔だと気持ちがいいもんですね。
【キレイ】彼氏が来る前に家中を片づけ
27歳 自営業 Kさんの場合
彼氏と外でデートできない今日このごろ、家で一緒に過ごす時間が増えました。最初は彼の家で過ごすことが多かったのですが、彼氏がうちにも来たいと言い出して・・・。断ってばかりもいられないので、泣く泣く招待することに。ゴミや不用品を捨てまくって、あらゆるところを掃いて磨いて、家中を片づけました。彼から「キレイにしてるね~」と褒めてもらえて、なんとかその場を凌ぎました(笑)。この調子できれいな部屋をキープできるよう頑張ります!
【キレイ】こんまりメソッドを参考に断捨離
25歳 秘書 Eさんの場合
かつては捨てられない女だったんですけど、近藤麻理恵さんの「こんまりメソッド」を参考に断捨離をしました。最近は、部屋の中にモノは最低限しか置かないようにしているので、掃除も楽ちんです。整理整頓すると、精神状態も整う気がしていいですよね。
【キレイ】ミニマリストになりました
23歳 公務員 Oさんの場合
コロナを機に収入が減り、お金の大切さを痛感。自分の支出を見直した結果、ミニマリストになりました。物がめちゃくちゃ減ったので、どこに何があるのか頭の中にきちんと管理できてるため、「あれどこに置いたっけ」と探しまくるストレスが減りました。これまでは見栄で買ってたものも多かったなーと反省する日々です。
【汚い】ゴミ屋敷状態!足の踏み場なし
20歳 学生 Tさんの場合
超面倒くさがり屋な私、掃除ができません。メイクやファッションにはこだわるのに部屋に対しては情熱が持てないんです。洗濯物や洗い物がたまってたり、飲み終わった空のペットボトルが転がってたり。どこに何がしまってあるのかわからない。完全にゴミ屋敷状態!足の踏み場なしです。「いつかそのうち片づけよう」と思いつつ、なかなか実行できず先延ばしになってます。服にカビ生えてないかな…?部屋から虫が出てきそうで怖い…。
【汚い】モノが捨てられない私
25歳 保育士 Iさんの場合
「捨てるのはもったいない」「いつか使うかもしれない」とモノが捨てられないタイプです。だって、モノの一つひとつに愛着があるじゃないですか?そんなこと言ってたら、汚部屋生活になってました。ずっと放置している開かずの一部屋もあります。家にいるのが落ち着かないのですぐ外出してしまい(意味もなくコンビニへ行ったり)、無駄遣いも多く散財しがちです。
【汚い】買ってきたものを置く場所がない
20歳 学生 Fさんの場合
部屋が汚いので買ってきたものを置く場所がなくて、その辺にポイッと放置してしまうことが多々。そんなこんなで、いろんなとこに物が散らかってます。
【汚い】もはや何から手を付けていいのかわからない
23歳 グラフィックデザイナー Kさんの場合
仕事から疲れて帰って、家を掃除する気になんてなれません。時間がない。そんなわけで部屋は散らかりまくり。最近はテレワークも増えたし、巣ごもり生活を快適にしたいなとは思うんですけど、もはや何から手を付けていいのかわかりません。これじゃ、彼氏ができなくて当然だなと思います。
部屋がきれいな人の特徴
心に余裕がある
部屋にはその人の心理状態が投影されると言われています。心に余裕がある人は、部屋の状態にも目を向けられる余裕があるため、掃除や整理整頓に対して積極的。また、部屋がきれいで落ち着くようになると、家で過ごすことが好きになり、もっと快適にしたいという気持ちが生まれます。反対に、心に余裕がなければ、なかなか掃除する気にはなれません。汚い部屋にいるとどんどん気持ちが沈んでしまい、散らかっていてもそのこと自体に気づけなくなってしまうのです。
貯金ができる
部屋をきれいに保てる人はセルフコントロールがきちんとできるため、お金の管理が上手く貯金ができます。本当に必要なものだけを周りに置くように意識し、モノを増やさないシンプルな生活を心がけることで自然とお金が貯まるのです。また、日頃からの整理整頓で何がどこにあるか把握できているため、二重にモノを買うこともありません。
単純に、家が綺麗で快適な生活ができていると、外出する機会も減って無駄な出費が抑えられます。
仕事ができる
仕事ができる人の多くは、頭の中が整理整頓されています。頭の中の整理整頓するためには、身の回りの環境を整えることが必要不可欠。そのため、会社のデスクや自宅もきれいにな状態に保つよう、しっかりと自己管理ができているのです。
また、きれいな寝室で過ごすことによって睡眠の質も上がり、仕事へのモチベーションを維持やパフォーマンス向上にも繋がるのです。
部屋が汚い人の特徴
先延ばしにする
「あとでしよう」「明日にしよう」「時間ができたときに……」と、掃除や片付けを先延ばしにしてしまう人は部屋が汚くなりがち。面倒ぐさがりで、自分に都合のよい理由を見つけて、汚い部屋を正当化しようとするのです。まとめて掃除しようとすれば身体的にも精神的にもストレスに繋がりやすいため、とても効率が悪く、結局やらないままになってしまうということも少なくありません。
ものを捨てられない
部屋が汚い、掃除ができない人は、モノが多い傾向にあります。「またいつか使うかもしれない」「もったいない」「せっかくもらったし」という心理が働いて、なかなかものが捨てられません。そのため、部屋にどんどんものが溜まり、収納場所がなくなって無造作に置かれたり、散らかってしまいがち。整理整頓しづらい部屋になり、掃除することも億劫になるという負のスパイラルに陥ってしまうのです。
浪費癖がある
「安い」「限定」という言葉に弱い、流行やトレンド品をついつい買ってしまうといった浪費癖のある方はものが増えます。片付けが苦手なのではなく、片付けが追いつかないくらい買い過ぎている可能性大。自分が持っているものを把握しきれず、必要のないものを買ってしまったり、どこに何があるかもわからない状態になってしまうのです。
病気の可能性も
物を捨てられない、片づけられない原因が、心の病という可能性があります。セルフネグレクト、うつ病、認知症、統合失調症、注意欠陥多動性障害(ADHD)、強迫性貯蔵症(ホーディング)などの場合、捨てる物の判断ができなくなったり、衝動的に買い物をして物を増やしてしまったりすることがあるようです。掃除や整理整頓に難しさを感じることがあれば、周囲に相談したり、必要に応じて医療機関に相談しましょう。
掃除するメリット
ストレス解消になる
掃除をすることで、部屋がきれいになることはもちろん、ストレス解消にも繋がります。ゴミや不用品を捨て、窓を開けて空気の入れ替えると、「きれいになった」という達成感や満足感を味うことができ、心もリフレッシュ。拭いたり、磨いたりする作業は、脳のセロトニンを増やし、心を落ち着かせる効果も期待できるようです。また、体を動かして汗をかくことで一種のエクササイズにもなるため、気分転換にもぴったりです。
出費を抑えられる
家の中がきちんと整理整頓できていれば、自分が何を持っているのか、どこに何があるのかを把握することができるため、「在庫がないと思って買ったのにストックがあった」「失くしたと思っていたものがあった」といううっかりミスを防止できます。買い物に慎重になり、無駄遣いが減るため、出費を抑えることもできるのです。
集中力がアップ
部屋が散らかっていると、勉強や仕事をしようと思っても、転がっているパンフレットを手に取ってみたり、お菓子に手が伸びたりと、つい気が散ってしまいがち。整理整頓された部屋では、余計なものが目に入らないため、集中力を高めることができます。集中力が途切れたとき、身の回りを少し整えるとまた気持ちが切り替えられます。
健康に良い
汚い部屋に住んでいると、ホコリ、カビ、細菌、ダニの死骸や糞、花粉、砂埃などハウスダストが溜まります。知らず知らずのうちに人が吸い込んでしまうと、アレルギーや喘息、ひどい場合には肺炎の原因となることもあります。丁寧な掃除を心がけることは、溜健康維持にもつながります。
部屋をきれいに保つコツ
無駄なものを買わない
ものを少なくすることが部屋をきれいに保つための第一歩。当たり前ですが、買い物をしなければものは増えません。部屋がきれいな人は、買い物上手で無駄遣いが少ないのが特徴。収納スペースに収まらないほどの量のものは持たないようにしましょう。
洋服は着回しの効く上質な物を数着だけ、まとめ買いやストックは少量にするなど、買い物する前に、「本当に必要かどうか」一度立ち止まって考えることが大切です。無料品やサンプル商品も使わないままで終わることもあるので、「いつか使うかもしれない」という考えは捨てて、もらわないようにしましょう。
無駄なものが少なくなると、整理整頓や掃除の頻度が減り、家事の時間も短縮できます。
こまめに掃除をする
部屋をきれいにするためには、こまめな掃除が大切です。片付けや掃除が苦手な方は、毎日でなくても構いません。〇曜日に水回り、〇曜日に玄関というルーティンを決めたり、一日数分空き時間にちょっとずつ掃除をするだけで、美しい状態が保てるようになります。出したらすぐ片づける、汚れたらすぐ拭く、そんなことを心掛ける習慣を身につけていきましょう。
出したものはすぐに片づける
片付け上手への近道は、「すぐに片づけるクセをつけること」です。部屋が散らかりやすい人は、片付けることを面倒くさがったり、使ったものを出しっ放しにする傾向があります。使ったものは元に戻す、要らないものは捨てる、物を床に置かないようにするという習慣をつけておくと、後で手が付けられなくなったということも少なくなり、日々の掃除が楽になります。常に片付けができるよう、収納スペースは余裕を持たせておくようにしましょう。
ものを減らす
ものが少なければ掃除も楽になるので、思い切ってものを減らしてみましょう。例えば、一定期間使っていないもの、サイズが合わないものなど、自分なりの「捨てるものルール」を設定して定期的に持ち物を見直す習慣をつけるのがよいでしょう。「もったいない精神」が捨てきれない人は、フリマアプリやリサイクルショップなどで売ってみるのもおすすめです。買い物は必要最低限に。余分なものを買わず、必要なものだけを買うようにするようにするのがポイントです。ものが多い家は、地震など自然災害の時にも危険ですので注意しましょう。
完璧を目指さない
掃除に完璧さを求めると、ハードルが高くなって腰が上がらなくなってしまいます。目に見える範囲だけでも、できることからコツコツ続けていけば、部屋は自然ときれいになります。とりあえず、今できることから挑戦してみましょう。
人を家に招待する
家に訪れる人がいれば、「片づけなきゃ」「きれいにしよう」と、強制的に掃除をしなくてはならない状況になります。コロナ禍でなかなか人を招待するのは難しければ、家族、恋人、友人などを招待するイメージをしてみましょう。自分の暮らす環境を改めて見直すことで、いつ誰が来ても恥ずかしくない部屋づくりができるはずです。「散らかってるけどどうぞ」という言葉が出なくなるのが理想です。
まとめ
ここまで、皆さんのお部屋事情、掃除するメリットや部屋をきれいに保つコツをまとめてみました。
部屋が清潔で美しいかどうかは、日々のちょっとした心がけで決まります。掃除が苦手でも、ズボラでも問題ありません。今、部屋が汚いという人は、まずはきれいな部屋にいる自分を想像してみると掃除へのモチベーションが上がりますよ。
掃除は部屋や心をすっきりとさせるだけではなく、浪費も軽減できます。できることから少しずつ実践して、快適で過ごしやすい部屋づくりを目指しましょう。