ルールや価値観を確認しよう!同棲する前に話し合っておきたいリスト
付き合っているパートナーと同棲をする事になったら、まずは何から始めたらいいでしょうか。勢いで始めてしまうと何かあったときケンカの原因になってしまいます。同棲を始めるときにぜひ参考にしてみてくださいね。
お金の価値観をお互い確認する
同棲の初期費用はどうする?
同棲を始めるには新しい家に引っ越す、または彼氏(または彼女)が一人暮らししていた家に引っ越す事になります。新しい家に二人で引っ越す場合には、契約時の初期費用(敷金・礼金、仲介手数料、鍵交換代、火災保険代など)に加え、お互いの引っ越し費用、家具家電費用などまとまったお金が必要です。片方の家に越してくる場合でも、引っ越し費用や、二人用の家具家電に買い替えたりなどお金がかかります。
家賃、生活費や生活費の負担は?
彼氏のほうが年上だったり収入が多い場合、家賃や生活費を多く負担してくれているというカップルがいます。きっちり折半なのか、収入に応じて割合を決めるのか話し合いましょう。
よく聞くケースとしてはカップルで収入差があるにもかかわらずきっちり折半にした場合、片方は自由に使えるお金が増えるため、収入が低いほうの不満が増えるという話を聞いたことがあります。
お金の管理方法
生活費や貯金などお金の管理の仕方を話し合いましょう。生活費はその月に使うお金を全部おろして、家で管理しているカップルや、二人用の口座を作ってそこで貯金や引き落としなどすべて管理してるというカップルもいます。
お互いの貯金額
貯金額を必ず公開するべきとは言いませんが、二人で使うために使えるお金はパートナーに提示しましょう。50万円ずつ用意し、そこから初期費用や家具家電を出し合って残りは貯金するなど二人で話し合って決めていきましょう。
家具家電のレベル
家電だとお手ごろな海外メーカーにするのか高性能な日本製にするのか、家具はIKEAやニトリなどでいいのかこだわりのブランドがいいのかなど、金銭面の価値観やインテリアの好みを合わせておきましょう。いざ家が決まって家具選びでケンカしてしまっては意味がありません。
家事の仕方や分担を話しあう
どんな家事があるのか、誰がするのかなど同棲するうえで「家事」の部分はとっても大事です。片方の負担が多かったり家事の基準に差があったりすると不満の原因になります。こだわりの強い部分は自分が担当したり、勤務時間やシフトなどでうまく配分できるようにしましょう。実際に同棲を始めてみないとわからなことも多いと思うので、がっちりは決めず生活を始めて少しずつすり合わせていくといいと思います。
家事をリストに上げる
家事は大まかにあげると炊事、洗濯、掃除ですが、そのほかにもしなければならない家事(名もなき家事)はたくさんあります。たとえば「ゴミ捨て」一つをとっても、各箇所のごみ箱から回収し、代わりのごみ袋をセットするまでがゴミ捨てです。玄関の靴を片付ける、食事の献立を考える、シャンプーなどの詰め替え作業、トイレットペーパーの補充、排水溝の髪の毛を取るなどなど。こんなことも?と思うかもしれませんが、例えば彼氏が全く上記の家事をせず、全部あなたがしてあげているとしたらどうでしょう。「たまには自分でやってよ」「なんで私ばっかり」と思いませんか?一人暮らし経験のないパートナーだと、家族のだれか(主にお母さん)がいつの間にかやってくれていた環境に慣れているため、名もなき家事の存在が頭にないかもしれません。
担当を決める
できる人が気づいたときにするというカップルもいますが、気づく基準値に差があるとどちらか一方の負担が大きくなったり、やるやらないでケンカしがち。お風呂、洗面所周り、トイレ掃除、お皿洗いは彼氏が、それ以外の掃除、洗濯は彼女が担当し、夕飯は週交代というように、担当制にしているカップルが多いです。
得意不得意を話そう
一人暮らし経験がない人だとまだわからないかもしれませんが、家事の中に不得意なものがあってもおかしくありません。飲食店のバイト経験があるから皿洗いは得意だとか、本職がキッチンなので家では作りたくないだとか、トイレ掃除にはこだわりがあるから担当させてなど、お互いができる家事を話しあいましょう。
平等に不得意な家事もこなすのもいいですが、時間がかかったり失敗が多いと不満が募ります。一緒に暮らしてみて、担当を見直したりするのも同棲の醍醐味です。
掃除の頻度を確認する
同棲や結婚するなら、清潔度よりどの汚さまで許容できるかの基準が同じほうがいいという話を聞きます。片方は汚いと思っていても、もう片方がまだ大丈夫と思っていた場合、汚いと思っている側に不満が募ります。
また「洗濯は毎日したいvs二日に一回でいい」「バスタオルは毎回洗わないvs使ったら洗う」「買い出しの頻度」「シーツの交換頻度」などいろいろな点で感覚の違いがあります。
食事について話し合う
一日三食ある食事は人生において大事な時間。付き合っているときにはわからなかった食事への意識や食材の選び方など話すうちに感覚の違いが出てくるかもしれません。
朝ごはんは食べる派?お昼は各自?
朝早く起きて朝ごはんをゆっくり食べたい人や、朝ごはんは会社で食べる人など朝ごはんの食べ方にも十人十色。お昼もお弁当を作って持っていきたいのか、作ってほしいのか、社員食堂があるのか、週一外食ランチなのかいろいろあります。
夜ごはんの準備はどうする?
早く帰宅するほうが作るのか、交代制なのか、完全に彼氏または彼女がつくるのか話し合いましょう。もし作ってもらう場合は、急な飲み会はトラブルの元。せっかく作ったのにいらないなんて言われると悲しいですもんね。「晩御飯がいらないときの連絡は〇時までなら有効」「飲み会の予定は前日までに決める」といったルールをある程度決めておくのもいいかもしれません。
食費の目安
節約志向なのか、食事にはお金をかけたいのか、価値観をすり合わせましょう。食材も外国産や国産でかなり値段が変わるものも。どちらかが一人暮らし経験があるなら大体の目安がわかるかもしれませんが、さっぱり見当もつかないというカップルの場合は、同棲を始めてから調整していくのも二人暮らしの醍醐味ですね。
そのほかの価値観や譲れないことについて
休みは合わせる?
お互い土日休みだった場合二人のために両方空けておくのか、あらかじめデート日を決めておいてそれ以外は自由なのかなどなど、いろいろなパターンがあると思いますが、すれ違わないためにも話しておいたほうがいいでしょう。
ベッドは同じ?
人と同じベッドでは眠れないという人もいます。今までお泊りしたことはあっても相手は実は熟睡できていなかったなんて場合も。広いベッドなら寝れるかもしれませんし、寝室も分けたいという人もいるかもしれません。
就寝時間は合わせる?
一緒に就寝するのか自分の眠いタイミングで寝るのか、ここも意外と大事なポイントです。例えば23時には就寝したい彼女と、夜中にゲームやテレビをみたいという彼氏だった場合うるさくて眠れない、途中でベッドに入ってこられて目が覚める、寝ている彼女が気になってテレビを楽しめないなどお互いに不満が出てきてしまいます。平日はなるべく早いほうに就寝時間を合わせたり、寝室とリビングが離れている部屋を選んだりと対策を話しあいましょう。
家に友達よんでいい?
パートナーの友達とはいえ知らない人がいることがストレスだという人がいます。パートナーが家にいない時間帯だとしても快く思わない人もいるかもしれません。
よく聞く譲れないポイント1.トイレは座ってしてほしい
公衆トイレで男性は立ってトイレをします。家では座ってするという人もいますが、彼氏がどちらのタイプか確認しておきましょう。テレビCMでも見たことがあるかと思いますが、男性は立って小便をすると周りの壁や床におしっこが飛ぶんだそうです。そのためお掃除の労力や衛生面を考えて、座ってしてもらっているという人が多いです。
よく聞く譲れないポイント2.部屋着以外でベッドに乗らない
ベッドをソファ代わりにしたり、帰ってきてすぐにベッドに倒れこむ、そんな行為は汚くて考えられないという人は少なくありません。今は新型コロナウイルスもあり、外の菌を持ち込まないという考えが常識になりつつあります。外着はすぐに着替えてお風呂に入り清潔な状態でベッドに乗ってほしいというこだわりを持った人もいます。
このように譲れないポイントはパートナーとしっかり話し合っておきましょう。
期限はどうするか確認
同棲は期限を決めておかないと、ずるずると付き合ってしまいマンネリになってしまい婚期を逃してしまうという話をよく聞きます。結婚に向けた同棲だとしても長引くと結婚の意味が分からなくなってしまうかもしれません。
いつまで同棲するか確認する
2年間だけ、学生時代だけ、次の更新日までなど期限を決めておくといいでしょう。あえて借りられる期間が決まっている定期借家というものもあるので、そんな物件を選ぶのも手です。
結婚を前提なのか確認する
同棲をして後に結婚をするのか、特に女性にとっては気になるポイントです。もちろん一緒にいられる時間も大切ですが、将来を見据えるためにも同棲をすることで何か意味があるのか話し合いましょう。
両親にあいさつする?
同棲を始めるカップルのうち約半数がお互いの両親にあいさつをした経験があるようです。勝手に子供たちで話を進めると親御さんも心配します。同棲を始めるときもご両親へのあいさつはしておいたほうがいいでしょう。
もし別れたらどうする?
同棲を始めようと思っているラブラブな時期に別れるかもなんてことは頭にないかもしれませんが、同棲してお別れすることになった場合非常に大変です。
家具家電はどうするのか、片方が引き取る場合もう片方の家具家電の購入代はどうするのか、引っ越し費用や二人でためた貯金はどうするかなど、別れ話をした後では冷静に話し合えないこともあるので事前に決めておきましょう。
まとめ
今まで違う環境で育ってきた二人が一緒に生活を始めるということは、思っているより大変です。でもそのぶん、二人で支えあったり、一緒の時間を過ごしたり、時にはケンカしてそれを乗り越えたりと同棲をしてみないと体験できないこともたくさんあります。できるだけお互いに価値観や感覚の違いを理解しておいて、楽しい同棲をはじめることができるといいですね。