においやかゆみが気になるデリケートゾーン。皆さんはどんなケアや対策をされていますか?
デリケートケアは世界的には常識とされているため、薬局などでもデリケートケアの商品が多く並んでいます。日本はまだまだ遅れを取っていますが、デリケートケアについて以前よりも注目されており意識する女性が増えてきています。
洗浄ソープなどは薬局でも入手することができますし、海外の豊富なアイテムを取り扱っているオーガニック系のコスメを取り扱っているお店もあります。
デリケートゾーンの悩みやケア方法のリアルボイス
デリケートゾーンの悩みやお手入れ方法は気軽に友達に話せないという人も多くいます。特ににおいやかゆみなどは聞きたくても恥ずかしくて聞けないですよね。この悩みは自分だけ?なんて思っていたら以外にも恩地悩みを持っている人はたくさんいます。周りの女性がどんな悩みやケアをしているのか聞いてみました。
25歳・営業職・Hさんの場合
仕事が忙しくてナプキンを長時間つけることがあります。ナプキンに漏れ防止のガードルとタイツなどかなり重ね履きをするので、蒸れてかゆみが出ます。においも気になるので生理は一刻も早く終わってほしいです。
28歳・販売員・Tさんの場合
デリケートゾーンがかゆくてかゆくて・・・。薬局でデリケートゾーン用のかゆみ止めを買って塗っていますが、一時的にかゆみはおさまるものの、またしばらくしたらかゆみが。寝ている間に無意識に掻いてしまうのもあってなかなか治りません。
30歳・会社員・Kさんの場合
性行為の時に自分のデリケートゾーンのにおいが気になります。以前お付き合いしていた彼から、デリケートゾーンのにおいを指摘されてからよく洗うようにしているのですが、気になって集中できずあまり気が進みません。
33歳・デザイナー・Mさんの場合
デリケートゾーンの黒ずみが気になります。下着やナプキンの摩擦で黒ずみができやすいんですね。今までこの部分のケアなんて考えたことがなかったので、もっと早くに知っておけばよかったです。最近オイルマッサージと保湿剤でケアを始めましたが、今からでもきれいになるのかな・・・?
26歳・主婦・Hさんの場合
ホームケアでVIO脱毛をしています。脱毛サロンでお願いするのも考えましたが、恥ずかしいのとコロナで外出する機会が減り、家でケアすることに決めました。思い立った時にケアできるので出不精なわたしには向いていたと思います。脱毛の効果は毛がふわふわしてきて蒸れが軽減されてきたような気がします。(26歳・主婦)
31歳・会社員・Aさんの場合
夜寝ているときに特にかゆいので婦人科に相談したところかゆみ止めを処方されましたが、なるべく通気性のいい格好でいてくださいとのこと。下着の擦れや使っている洗濯洗剤が合っていないのかと思い、綿の下着に変えたり下着用の洗剤で手洗いにしたりといろいろ工夫しましたが改善されず、ためしにノーパンで寝てみたら快適で(笑)さっそく長めのワンピースなどノーパンで過ごせる部屋着を揃えました。おうち時間が増えて家にいることが多いので、最近ではほぼノーパンです。
36歳・パート・Nさんの場合
夫に「動物の皮みたいな質感になってるよ」といわれショックでデリケートゾーンのケアに力を入れ始めました。老化でデリケートゾーンもしわやたるみができると聞いて、ゆっくりお風呂に浸かって肌を柔らかくし、オイルなどを使ってマッサージしています。まじまじと自分のデリケートゾーンをみたり、いたわったことがなかったのでケアしているうちに愛着がわいてきました(笑)保湿やマッサージをすることで少しふっくらしてきたかも。ビキニラインの黒ずみも薄くなった気がして結果が見えてきたので続けたいと思います。
28歳・販売員・Fさんの場合
VIO脱毛でデザインをハイジニーナにしました。毛がこすれてかゆかったり蒸れたりするので清潔感を保つためにも無毛がいいかと思って。エステ脱毛だったので、黒ずみも改善されたかも。無毛になって肌が露出するため黒ずみや乾燥などのケアには注意しています。
30歳・接客業・Cさんの場合
おりものの量が多くり、しかもにおいが気になったことがあります。女性ホルモンの乱れでエストロゲンが低下し膣内の環境が良くないといわれ婦人科の病院で治療してもらいました。睡眠不足やストレスでなることも多いので、不規則な生活を送らないようにしています。
デリケートゾーンを正常に保つための対策
ごしごし洗わない
においが気になるからと言ってボディタオルなどでごしごし洗うのは厳禁です。最近は体もごしごし擦らず、泡で洗うのが良いという話もよくみみにします。デリケートゾーンは目と同じくらい皮膚が薄く、泡で優しく洗います。皮膚で泡立てるのではなく、洗顔の時のように先に泡立ててから指を使って洗いましょう。勝因系の部分は入り組んでおり、ひだも多いのでめくって丁寧に洗うといいでしょう。
ボディソープでもいいですが、すでにかゆみなどの違和感を感じている人は専用ソープを使うことをおすすめします。洗う回数は1日1回がベスト。洗いすぎも禁物です。
膣内は洗わない
膣内の汚れはオリモノで排出されるため、水を使ったり指で洗うことは不要です。洗ってしまうと逆に膣内のバランスが崩れ、トラブルの原因になってしまいます。
掻かない
かゆくてかきむしってしまうと炎症してしまい、さらにかゆみが増してしまいます。ボディソープで洗っている人は専用のものに変えたり、下着やナプキンを優しい素材のものに変えると軽減されることもあります。掻かずに市販でも売られているデリケートゾーン専用のかゆみ止めをぬったり、一番いいのはやはり婦人科に相談することです。もしかしたらカンジダという病気からくるかゆみかもしれません。
ナプキンはこまめにとりかえる
長時間ナプキンを変えずにいるとかぶれ、かゆみの原因になります。なるべくこまめに変えるか長時間トイレに行くことができない状況の場合はタンポンや月経カップを使うことをおすすめします。生理用品について過去に記事を書いたので、興味のある方はぜひご覧ください。
しめつけるボトムスは避ける
スキニーデニムやストッキングなど蒸れの原因になるボトムスやインナーはなるべく避けたほうがいいでしょう。といっても着たい洋服を着れないのは嫌ですよね。家に帰ったらゆったりとした部屋着にきえたり、木綿の下着にしたり、いっそのこと下着をはかずに通気をよくするという手もあります。
正しい生活リズムを心掛ける
生活リズムが乱れると女性ホルモンが乱れて膣内環境にもよくありません。オリモノが増えたりにおいの原因に。またターンオーバーも乱れ、デリケートゾーンの色素沈着、しみ・しわの原因にもなってしまいます。
ウォシュレットはなるべく使わない
ウォシュレットやビデなどを使ってデリケートゾーンを洗いすぎると乾燥してかゆみの原因に。生理の時やかゆみがあるときなど、どうしても洗いたくなりますが洗ってしまうと悪循環でさらにかゆみが増すことも。できれば洗浄は1日1回に抑え、どうしても洗いたい時は洗うごとに保湿をするか、保湿成分が入ったデリケートゾーン専用の拭きとりシートを使うのをおすすめします。
デリケートゾーンのケア方法4選
専用洗浄ソープを使う
筆者がデリケートゾーン専用の洗浄ソープの存在を知ったのはたしか20代後半のアラサー。とはいえそこまで意識もしておらず、専用ソープは高価なため気にせずボディソープで洗っていました。
生理時のナプキンかぶれが原因で頻繁にかゆみが出るようになり、婦人科にかゆみ止めを処方してもらった際には、ソープでは洗わずにぬるま湯ですすぐ程度にしてくださいとのこと。ただ、潔癖気味な筆者は泡で洗わないことが気持ち悪く、専用ソープデビューのきっかけでした。
ボディーソープが絶対にダメだということはないのですが、弱酸性の肌に向けたアルカリ性のボディソープは、酸性寄りに保たれているデリケートゾーンを洗うには洗浄力が強く、ph値の合った専用ソープで洗う事がかぶれなどの軽減、またオリモノの量が減ったという声もあるようです。
肌と同じく保湿をする
デリケートゾーンの皮膚はまぶたと同じくらい薄いといわれており、下着の摩擦や乾燥などで黒ずみやしわ、たるみが出てきやすい部分です。また、乾燥がかゆみやにおいの元になってしまうので、なるべく優しい成分のできればデリケートゾーン専用の保湿剤でケアすることをおすすめします。デリケートゾーンは皮膚が薄く、摩擦や乾燥が肌に影響しやすいですが、逆に吸収率も高くケアした分が結果として出やすいと言われています。
VIO脱毛
デリケートゾーンのにおいの原因になるアンダーヘアは減らしておいたほうが、尿のにおいもつきにくくアンモニア臭の軽減になります。また生理中の蒸れやかぶれを防ぐことができるので、脱毛サロンで処理するかVIO用の脱毛機器で処理するのをおすすめします。
トイレ時の拭き漏れによるかぶれや、トイレットペーパーで執拗にこする事を避けることができます。
レーザー治療
早く効果的に黒ずみを解消するなら美容クリニックでレーザー治療をするという手もあります。そのほかにも美容クリニックではデリケートゾーンのへの様々な治療があり、大がかりなものでは小陰唇を小さくする手術なども行われています。
デリケートゾーン専用のアイテム
デリケートゾーンのアイテムは日本製のものから海外製のものまで多種多様にあります。洗浄ソープやマッサージオイルなど、お出かけ先でも使える便利アイテムなど一部ご紹介します。
洗浄ソープ
イタリア・シチリア生まれのオーガニックコスメブランドのARGITAL(アルジタル)から出ている、pH値をデリケートゾーンに合わせた専用ソープ。日本のオーガニックコスメショップなどでも取り扱いがあるので、手に取ってみたことがあるという方も多いのではないでしょうか。すーっとしたさわやかな洗い上がりでかゆみがなくなった、オリモノが減ったという口コミもあります。
デリケートハイジーンソープ
マッサージオイル
アロマテラピー製品でよく知られているチェコのアロメディカ社のローションです。マッサージオイルとして使用することもできますし、消臭・洗浄に使用したい場合は軽くすすいだあとオイルをなじませ、2,3分後にお湯で洗い流します。
フェミノール
保湿クリーム
敏感肌の人でも安心してつかえるフランス生まれのBIODERMA(ビオデルマ)の保湿クリームは、摩擦による赤みや黒ずみの原因を抑える成分が配合されており滑らかな肌へと導いてくれます。デリケートゾーンだけでなく、脇やひじなど乾燥・黒ずみが気になる箇所に使うことができます。
ホワイト センシティブクリーム
リフレッシュスプレー
生理時やにおい・蒸れが気になるときにシュッと直接吹きかけティッシュなどでふき取ります。においや汚れといったデリケートゾーンの不快感をすっきりすることができます。保湿成分も入っているので乾燥が気になるときも安心です。
デリケートデオスプレー
ふき取りシート
生理用品のソフィから発売のシート状のデリケート用ウェットティッシュです。洗い流したようにさっぱりすることができるので生理の不快感やにおいなど、気になるときにさっと拭いてトイレにそのまま流すことができます。性交渉前にシャワーを浴びれないときなどに使用しているという女性もいるようです。
ソフィデリケートウェットシート
まとめ
デリケートゾーンの悩みは女性にとって身近なものですが、気軽に話したり相談しずらいですよね。そんな女性に少しでも為になる情報を発信できたらと思いこの記事を書きました。気になるアイテムや日常に取り入れられそうなことがあればぜひ実行してみてくださいね。また、婦人科の病院に相談するのはとても大事です。まずはトラブルの原因を解決し、再発しないために日頃のケアを行うことをおすすめします。